宇宙の深淵に届く目
2009年 02月 01日
未来の宇宙船? NASAの次世代宇宙天文望遠鏡が公開
写真はNASAが公開したハッブル宇宙望遠鏡の後継となるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の実物大モデル。ハッブル宇宙望遠鏡は1990年に打ち上げられてから既に17年が経過。設計寿命は15年としていたということもあり、今年の1月にはメインカメラ(Advanced Camera for Surveys)が電気系統の故障により機能停止状態に陥るという事態も起こっていた。 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、今のところ2013年に打ち上げが予定されている。打ち上げ後はハッブルのように地球の周回軌道ではなく、重力的に安定している太陽と地球のラグランジュ(L2)ポイントに投入される予定だ。
昨年12月の記事。
望遠鏡の名称は、NASAの二代目長官ジェイムズ・E・ウェッブ。運用期間は5~10年。
ラグランジュポイントに放置されるという事は、壊れて自力修復出来なければ、その時点で巨大な宇宙ゴミ。最先端技術による赤外線カメラで、宇宙の深淵を覗き、ビッグバンの残り火を観測する。
近紫外線・可視光の観測能力は持たないらしいが、そうなると疑似カラーとはいえ、先代のハッブルが残した美しい天体写真画像は撮る事が出来ないのだろうか?
素人的にはああいった人目を引く画像のより高精細版の方が楽しいなぁ。
しかし、写真を見ると「100人乗っても大丈夫!」みたいだが、これだけの人数が数年がかりで取り組んでも、使えるのは最大10年。アメリカの経済不況による遅延が心配だが、これだけのコストと人材を動員するモチベーションってどこから来るんだろうか?
宇宙人にサブプライムローン債権を騙して購入させようとでも思っているのかw
by currybeans
| 2009-02-01 00:30
| Space