悪意が無ければパクって良いの?
2009年 04月 21日
東京ディズニーランドで実際にあったとされる、客とスタッフのエピソードをつづった話題の本「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」に掲載されたエピソードが、読売新聞に投稿、掲載されたものと極めて似ていることがわかった。酷似していると指摘されたのは、「最後のパレード」に掲載された「大きな白い温かい手」と題する文章と、読売新聞に掲載された「あひるさん、ありがとう」のエピソード。読売新聞に掲載されたエピソードは、社団法人「小さな親切」運動本部が実施した04年のキャンペーンで日本郵政公社総裁賞を受けたもので、文章の内容が似ているほか、使用されている言葉の重複も複数か所で見られる。本の作者は、日本テレビの取材に対し、「決して悪意をもって書いた本ではない。イメージの悪化を懸念している。断固として戦う」と話している。
この記事には書かれていないが、2ちゃんの遊園地板の「■■■TDR最高の想い出(感動スレ)■■■」からのパクリも多いらしい。このスレへ実際に自分の体験を書き込んだ方が、AMAZONの該当書籍のレビューでいかにも著者が体験したかのように転載されており、激怒しているようだ。
オレはこの問題の本は読んでいないが、パクられたといわれる2ちゃんのスレは読んでみた。
( TДT) 「わーん、涙腺緩くなっているのに・・・。」
皆さん、2ちゃんにはこういう心温まるスレもあるんですよw
まぁ、2ちゃんのスレに書かれた感動話も転載もの(出典を明らかにしているものもある)だったり、古くからあるコピペだったりする訳だが、それで誰もお金儲けはしていない訳だ。
著者は「断固戦う!」と息巻いているようだが、何を守る為に戦うのだろうか?印税?
まあどちらにせよ、」現場のディズニーリゾートで、この手の感動話を今も毎日紡いでいるキャストやゲストにとっては、何の罪も無いどころか、エライ迷惑で怒り心頭だろう。
2ちゃんでは、2ちゃんを利用した金儲けやダブスタに関しては特に噛みつく輩が多いので、この著者もエライ存在を敵に回したものだ。この本がオリエンタルランド公認で、印税の一部が流れていたりしたら、さらに醜い事態になりそうだが・・・とここまで書いて念のために調べたら、オリエンタルランドのコメント発見。見放されたかw
→「小さな親切」本部に著者側から連絡なし…TDL逸話集
東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド広報部によると、同書には、来場者からの手紙に記されていたエピソードも複数含まれているという。著者は同社に勤務した経験があるが、エピソードの使用に関する相談などはなかったといい、同部は「内部の情報が、我々の知らないところで使われたのは残念だ。何らかの対応を検討したい」としている。
だが、AMAZONの同書販売ページで見られる出版社のコメントには、下のリンク先を見て貰えばわかるが、実名入りでオリエンタルランド元副社長のコメントが載っている訳だが・・・。副社長が無許可という事を知らなかったか、本の発売時にはすでに「元副社長」だったかのどちらかなんだろうか?
→出版社からのコメント
一読して「これは生きたマニュアルだ!!」と感じました。ホスピタリティ(サービスに人間の心が加わったもの)の大切さを教えてくれる本であり、かつ今のTDRのマニュアルのレベルを遥かに超えたものだと思います。キャストの人たちの教材に使って欲しい本だと思いました。(株式会社オリエンタルランド 元副社長XXXX氏よりコメントをいただきました)
とにかく今回の盗用疑惑がクロだとすると、夢を売るディズニーを利用して、夢を食い物にしているような観もあるが、この手の偽善行為でお金儲けする人や組織って結構ある気がするなぁ。
本を買って読んだ人は、このニュースを聞かない方がいいかもね。でも、「感動したの~、あなたも読んで!」と人に勧めて「それ盗作ってニュースでやってたよ」と言われる方がショックでかいか・・・。
阪神、わずか2安打…序盤の拙攻が響き敗戦
中日が連敗を4で止めた。朝倉は低めへの制球がさえ、8回を2安打1失点で2連勝。九回は岩瀬が抑えた。打線は0-1の三回二死一、三塁で和田が2点二塁打を放った。阪神は下柳が6回2失点と粘ったが、打線の援護がなかった。
by currybeans
| 2009-04-21 00:30
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