ウナギヤバイ PART3
2011年 02月 28日
ウナギ天然卵を初採集=マリアナ海溝近く、31個―養殖技術に応用も・東大など
東京大学大気海洋研究所などの研究チームは、世界最深のマリアナ海溝付近の海域で、ニホンウナギの卵の採集に成功した。ウナギの生態は謎が多く、天然卵の採集は世界初の快挙。1日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。漁獲量が激減しているニホンウナギは、完全養殖に成功しているが、稚魚(シラスウナギ)に育つ割合の低さなどから実用化に至っていない。天然卵の発見で、より生育に適した水温や水質、光の条件が分かる可能性があり、養殖技術の発展に大きく貢献しそうだ。ニホンウナギの産卵地探しは、1930年代から始まった。同研究所の塚本勝巳教授らは2006年2月、グアムなどがあるマリアナ諸島の海域でふ化直後の仔魚の大量採取に成功したと発表。海流などから逆算し、産卵地点をグアム島北西部の海底山「スルガ海山」付近と特定した。さらに周辺海域を調べた結果、09年5月22日未明、マリアナ海溝近くの10キロ四方の海域で、ニホンウナギのものとみられる受精卵を発見。遺伝子解析で31個を天然卵と確認した。ニホンウナギは水深約200メートルで産卵し、卵は1日半かけて水深約160メートル、水温約26度の海中まで上がりながらふ化することも分かった。これらの海中の塩分濃度などを詳細に調べることで、より養殖に適した環境を再現できる可能性もあるという。塚本教授は「水温や水質など、完全養殖の実用化に向け、かけがえのないデータが得られた。研究が進み、ウナギが産卵地を決めるための『目印』が分かれば、産卵の瞬間も見られるかもしれない」と話している。
今月2日の記事。
このブログでも06年から、東大海洋研究所のウナギ調査を取り上げてきたが、ついに完結か。
しかし記事には簡単に産卵地点を逆算とか書いているが、それでも特定したのは10キロ四方の海域ってんだから、気の遠くなる作業だ。どうやって卵を採取したんだろう?
これはディスカバリーチャンネルで特集組んでやるべき。ナショジオでもいい。
天然ウナギをマリアナ海溝・水深200メートルの環境に置くと産卵するんだろうか?
ウナギ価格暴落?吉野屋で定番化?楽しみだけどコレステロールが心配w
哲学者アリストテレスはうなぎの生態がわからない為、「ウナギは泥の中から自然発生する」と嘆いたらしいが、ついに2500年後の日本人の研究チームが解明しましたよ!っと。
→ウナギヤバイ
→ウナギヤバイ PART2
by currybeans
| 2011-02-28 00:30
| ヤバイ