光速越え粒子の失敗を取り返しました
2012年 07月 05日
英国が誇る「車いすの天才宇宙物理学者」、スティーブン・ホーキング博士は4日、物質の質量の起源となる「ヒッグス粒子」とみられる新粒子が実験により発見されたことを受け、「これは重要な結果で、ヒッグス氏にはノーベル賞をあげなければいけない」と絶賛し、粒子の存在を予測したピーター・ヒッグス博士をノーベル賞に推薦した。英BBC放送のインタビューにこたえたホーキング博士は「しかし、悲しい。なぜなら、物理学の偉大なる前進が、私たちの期待しなかった実験結果によってもたらされたからだ」と述べ、理論物理学者としての敗北を認めた。さらに、元英ケンブリッジ大教授のホーキング博士は、予測から半世紀も見つからなかったため、米ミシガン大教授と、粒子が発見されない方に100ドルを賭けていたことを明らかにし、「どうやら負けたようだ」と語った。
粒子の名前にもなっているピーター・ヒッグス博士が1964年に提出した理論を裏付けるヒッグス粒子が発見されたとの事で、素粒子物理学界が祭となっている。それでも宇宙を構成する物質の96%は謎の暗黒物質で占められており、やはり「宇宙ヤバイ」なのだが、このヒッグス粒子の発見が物質や時空の本質にせまる新たな物理学を切り開くきっかけになると期待されている。ヒッグス粒子が無いとあらゆる粒子は光速で飛び回り、原子や分子の無い世界になってしまうとの事で、よく意味がわからなくてこのブログ記事を書いているオレがこうして存在しているのも、ヒッグス粒子さんのお陰なんだろう。特に感慨は無いけどw
by currybeans
| 2012-07-05 23:30
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