いいからアメリカ行って公開討論してこい!
2007年 03月 01日
自民党有志の議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は1日、開いた小委員会で、従軍慰安婦問題に関する93年の「河野洋平官房長官談話」の見直しを求める提言を見送り、同問題の調査を政府に求める方針を決めた。米下院の外交委員会で日本政府に「明確な謝罪」を求める決議案が可決される公算が大きいため、政府が河野談話への正しい理解を米側に求める文書をまとめ、近く安倍首相に申し入れる。
戦略的後退というヤツだね。
勝手気ままな提言という形をとらないで、調査を政府公認でやって結果を公式に発表しろ、と。
先週の日曜日のフジ「報道2001」で例のホンダ議員がライブでテレビインタビューされていた。
櫻井よしこさん達、ゲストの論客とは一言もやりとりが無く、(おそらく櫻井女史と話をすれば、軽く論破されるホンダ側の申し入れで、そういう条件を出したのだろう。)キャスターだけとの問答だったが、ここでホンダが論拠にしていたのは、やはり河野談話だった。
「一次資料が無い?でも官房長官が認めてるでしょ。」という一点張りだ。
同時に彼らの言い分と微妙に食い違っている感があったのは、当時慰安婦や売春や強姦が全く無かったと日本が主張しているように論点を変えている部分だ。そうでは無い。
売春・強姦・人身売買なんて、戦時・平時に限らず、国・時代を選ばず、行われてきた。
日本人だって満州からの引き上げ時に悲惨な目にあっている。
それともホンダは敗戦国なら当然、とでも言う気か?
問題は、日本が国家として、軍として、組織的・制度的に慰安婦を強制連行したか否かであって、このブログでも何度も書いてるがそういう一次資料は見つかっていない。
下院で決議、というと重く聞こえるが、下院で他にどういう決議が可決されているかを調べれば、アメリカ下院がどういう性質のものかがよくわかる。
地裁で100回敗訴してるのにたまたま1回勝訴しただけで、さも最高裁が判決を下したかのように騒ぐプロ市民やマスコミと一緒。「アメリカ下院で決議!」この事実だけが欲しい訳だ。
だいたい自国民の自称被害者すら一人もいないのに、アメリカ何様よ?
この世界の警察的傲慢さを、普段は非難しまくってる連中が、日本に対するこの手の内政干渉だけはウエルカム!ってんだから呆れるっつーの。まぁ、そういう風につけ込まれるのも、当時の韓国政府の言うことを信じて、談話を発表した河野洋平の責任だな。
やってない事をやったと強弁し、やった事もやってないと強弁する。
国際社会では自国の国益に利する事なら、厚顔無恥に主張しまくるヤツが勝つらしい。
by currybeans
| 2007-03-01 23:30
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