糞尿腐食列島ヤバイ
2007年 09月 30日
AP通信は22日、米ミネソタ州ミネアポリスの橋崩落事故で、橋げたなどにたまったハトのふんが鉄骨を腐食させる危険性を約20年前に検査官が指摘しており、崩落の原因となった可能性もあると伝えた。13人の死亡が確認された事故の原因は判明していないが、05年には連邦当局が「構造的問題がある」と指摘。長期的な腐食などが崩落の引き金となったとの見方もある。
8月1日の事故に関する同月23日のニュースだが、事故原因の最終報告書が出たという報道は聞いていないので、この記事もあくまで推測。マンションなどでのハトの糞害に憤慨している人は多いと思うが、鉄骨まで溶かすとなれば洒落にならない。
この事故を受けて日本の国交省も全国調査を行ったようだが、未検査の橋が多いとの事。
ハトがたくさんいる古い橋は気をつけた方がいいかもしれない。
橋だけじゃ無い。鉄骨むき出しの建造物といえばタワー系が日本全国にある。
ハトがねぐらにしている印象も強い。鉄にしろコンクリートにしろ、想定の耐用年数を迎える建築物が多くなる。劣化シミュレーションに「糞」を要素として計算しているかは不明だが、ミネアポリスの事故の約1ヶ月後に川崎で気になる同様の事故が起きている。
→支柱が折れケガ、原因は犬の尿 川崎市
川崎市で今年2月、カーブミラーの支柱が根元から折れ、当時9歳の女児に当たって女児がケガをしていたことがわかった。支柱が折れた原因は、犬の尿による腐食だった。川崎市によると、中原区の市道で今年2月、近くに住む女児がカーブミラーの近くで友達と遊んでいた際、支柱が折れて頭に当たり、7針縫うケガをした。このため川崎市が調査したところ、支柱の根元が犬の尿などによって腐食していたことが原因とわかった。また、川崎市では、去年にも麻生区で犬の尿などが原因で支柱が折れて、歩いていた58歳の女性に当たりケガをした。川崎市は「今後、点検を強化したい」とコメントしている。
ここではハトの糞では無く、犬のションベン。
カーブミラーとはいえ、車道側へ折れてしまえば大きな交通事故を引き起こすかもしれない。
だが、この地球上で一番多くの糞尿を排出しているのは勿論人間。それらは下水道管を通って処理施設へ送られる訳で、思わず東京の下水道網が心配になってくる。
東京には法定耐用年数50年を超えた下水道管が約 2000kmもある。その下水道管の老朽化に起因した道路陥没も年間1500件も発生しているとの事で、都も毎年少しづつリニューアルしている。
老朽化の原因は経年劣化と硫黄酸化細菌によって生成された硫酸によるコンクリートの腐食があり、硫黄を酸化する細菌が発生する原因は、下水管を流れる汚濁成分満載の下水。
文明社会をじわじわと蝕む糞尿恐るべし・・・。
だが人間も下水管の腐食を傍観してはいない。
すでに防菌作用をもつものや、セメントの代わりに酸に強い不飽和ポリエステル樹脂を使用したレジンコンクリート管などを導入している。文明を維持していくのもコストがかかるのだ。
スプリンターズS G1 中山 芝1200
アストンマーチャン圧巻の逃げ切りV! GIスプリンターズS
第41回スプリンターズステークスは3番人気のアストンマーチャンが1分9秒4でGI初制覇し、優勝賞金9500万円を獲得した。中舘騎手はこのレース初勝利、石坂正調教師は2勝目。好スタートを切ったアストンマーチャンは軽快に逃げ、最後の直線もスピードは鈍らず、2着の1番人気、サンアディユを3/4馬身抑えた。3着には5番人気のアイルラヴァゲインが入った。
by currybeans
| 2007-09-30 01:30
| ヤバイ