人気ブログランキング | 話題のタグを見る

デイリースポーツを一般紙に!・・・という訳では無い。


by CurryBeans
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

おやこのきずな

おやこのきずな_f0054227_022541.gif
おやこのきずな_f0054227_0231181.jpg
[解説]子どもの脳死診断
「超重症児」長期生存も、自発呼吸や体温調節回復例
「脳死」「脳死に近い」などと診断された子どもが何年も生きるケースが少なくない。自発呼吸などが回復する例も目立ち、脳死診断のあり方を見直す必要がある。子どもの脳死で長期生存例がしばしばあることは、学会などで報告されていたが、実際の病状や生活の様子はほとんど知られていない。そこで記者は今秋、出産時のトラブルによる心肺停止や頭部外傷、脳炎などで深刻な脳障害に陥って意識がなくなり、人工呼吸器を装着した「超重症児」の家族にアンケートを行い、14人(存命9人)の両親から回答を得た。その結果、明らかになったのは、「脳死状態」などと絶望的な診断を受けた後も、何年も心臓が動き続けることが珍しくないばかりか、脳の機能が若干でも回復した例がかなりあることだ。(後略)

今朝の読売新聞朝刊に掲載されており、あやうく電車の中で泣きそうになった。(´;ω;`) ウッ…
愛するわが子が「脳死状態」となった時に、親として取り得る選択肢は、生と死のどちらを選んでも、残酷で過酷なものだ。ここでオレも安易に脳死と言っているが、記事によると脳死の定義は「全脳の不可逆的な機能喪失」。で、それを医学的に証明する為のテストが脳死判定テストで、これに関しては臓器移植の報道の時に、度々取り上げられる。中でも強烈なのが「無呼吸テスト」と言われるもので、事前に100%の酸素を注入してから10分間人工呼吸器を外す。しかも前後2回に分けて。
これで自力呼吸が出来ればOKらしいが・・・。
この記事でアンケートに回答した親御さんたちも、子供に対してはさらにリスクが大きいと思われるこの無呼吸テストは受けてはいないようだ。

「臨床的脳死」と医師から診断された子供でも、長期生存し、身長は伸び、歯が生え替わるケースが報告されている。親からすれば、間違いなくその子は懸命に生きている。
さらに子供の驚異的な回復力によって、脳の一部の機能が若干回復するケースもあるようだが、そもそも診察で脳機能がまだ生きていたのを、見落としていたのかも知れない。
そう考えると一縷の希望があるのなら、それにすがるのが親心というものだろうと思うが、医師から「脳死状態」と宣告され、今後の看護の負担や、子供の将来に対して絶望的な気持ちになった時に、「それなら、いっそ・・・」と思ってしまうのも無理は無いとも思う。
病院系マンガやドラマでよく出てくるシチュエーションだが、オレがその立場になったらどうするか?想像力はある方だと自認しているが、こればかりは思考停止してしまう。考えたくない。

この問題は、国会提出中の15歳未満の子供の脳死臓器移植を認める法案にも影響する。
脳死判定テストに100%の信頼が置けない以上、当事者か第三者かによって、意見や見方が異なる問題だろう。大人ならドナーカードなどで意思表示出来るけど。

で、脳死状態になった我が子を懸命に育てる親がいれば、こういう救いようのないのもいる。

1歳を放置死の母に懲役15年、「非情で残酷な犯行」
幼い息子2人を自宅に閉じこめて1か月以上放置し、三男(当時1歳)を死なせたなどとして、殺人、死体遺棄、保護責任者遺棄の罪に問われた北海道苫小牧市、無職山崎被告の判決が17日、札幌地裁室蘭支部であった。裁判長は「(2人の)飢餓と苦痛は想像を絶し、卑劣、非情で残酷な犯行と言うほかない」として、懲役15年(求刑・懲役20年)を言い渡した。
この事件は以前にもブログで取り上げた。
テレビでこの鬼畜女の写真を見たが、今時のネーちゃんという感じだった。
遺された長男の事を思うと凹む。飢餓もそうだが、排泄物の方だって・・・。
泣きわめき、日々衰弱していく弟を、生米やマヨネーズを食べて生き残ったお兄ちゃんは、どういう思いで見ていたのだろうか。ホント、どうしたらこういう人間がいなくなるのだろう?
厳罰?福祉?教育?制度?

「ママ、遅いよ」と駆け寄る長男の哀れ
(´;ω;`) ・・・だめだ、この記事読めない。
君にとっては世界でただ一人のママだもんね・・・。


おやこのきずな_f0054227_0233314.gif

by currybeans | 2007-12-18 23:30 | News