人気ブログランキング | 話題のタグを見る

デイリースポーツを一般紙に!・・・という訳では無い。


by CurryBeans
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

「チョモランマの怒り?」

「チョモランマの怒り?」_f0054227_18265256.gif
「チョモランマの怒り?」_f0054227_18272434.jpg
中国・四川省大規模地震 死者1万2,000人を超える ブン川ではおよそ6万人の安否不明
中国・四川省を中心にした大地震による死者は、1万2,000人を超えた。ようやく救援部隊が到着した震源地のブン川(ブンはさんずいに文)県の被害が明らかになるにつれ、死者数はさらに拡大するとみられる。中国国営メディアによると、地震による死者は、これまでに1万2,000人を超えている。また、四川省の綿陽市などを中心に、2万3,000人以上が生き埋めになっているとみられている。周辺の道路が損壊し、救援が遅れている震源地ブン川県には13日夜、武装警察200人が到着し、住民およそ500人の死亡を確認した。ブン川県では、人口およそ10万人のうち、およそ6万人の安否が不明となっている。
生き埋めになっている人の体力が持つ限界点といわれている72時間を迎えようとしている。
今朝の読売新聞では、真っ先に到着した武装警察は暴動発生を抑える治安維持活動のみを行い、救助作業には従事していないらしい。それに詰め寄る被災者とのいさかいもあるようだ。
地震で倒壊し、住民も亡くなった地域を当局が開発業者に売り払うのは無いか?という流言も流れていると記事に書かれていた。こういった救助より治安維持を優先した背景には、先日の騒乱の再発を抑える為な訳だが、こんな話もある。
中国は5月8日に聖火リレーをエベレストで行った。隣国ネパールの協力も得て、世界中の登山家を締めだし、発砲許可を得た兵士などを配置した厳戒態勢の中でだ。
この山を愛するアルピニスト・野口健氏は、自身のブログで憤っていたし、チベット族にいたっては、神聖なるチョモランマで国威発揚の手段と化した聖火リレーを行うなど、許されざる冒涜行為だったはずだ。2ちゃんのオカルト板などでも5月4日に、登頂阻止祈願スレが立ち、「山の神は必ずお怒りになるぞ!」的なカキコが集まっていた矢先に起きた、今回の大地震である。
信心深いチベット族達が、「それみたことか!」となるのは当然で、救護活動の遅延・物資の不足も相まって、「本当の」民衆暴動が起きる可能性がある。

中国・四川大地震 インターネット掲示板では政府の対応を批判した書き込み相次ぐ
中国・四川省で起きた大地震の死者は1万2,000人を超えた。地震発生から2日がたった今も救助の手は行き届いておらず、さらなる被害の拡大が懸念されている。今回の地震を受け、インターネットの掲示板では、中国政府の対応を批判した書き込みが相次いでいる。掲示板には、「地震局局長は辞職せよ」、「地震局はごみだ」などと書かれていた。大地震発生直後から、インターネットの掲示板に中国当局への批判が書き込まれた。地震情報の発表が遅れた地震局を痛烈に批判するものや、被災地の声を代弁するかのような書き込みが相次ぎ、中国当局の指導による削除とのいたちごっこが続いている。
まず国家地震局というのがあるのか、というのが新たな発見。
四千年の歴史を持つ占星術や風水にでも基づいて予知しているのか?と思ったが、まんざら的はずれでも無いらしい。「中国地震局」で検索かけた時に出てきた「海城地震(1975)年」というのがそれで、住民から寄せられたガチョウ・ヘビ・ニワトリ・ネズミなどの異常行動を大地震の前兆と判断した地震局が、遼寧省の住民約100万人を非難させたところ、当日の夜に地震が発生したらしい。
さすがにもう少し科学的というか、地質学的な根拠があったのではないかと思うが、どちらにせよ地震局の大手柄である。
こういう過去の栄光があるだけに、今回は何故!?という思いが民衆には強いんだろう。
しかしいつも思うのだが、(中国で)世論調査が簡単にできないというのはわかるが、インターネット掲示板のカキコを日本のメジャーメディアが報道するのに違和感を非常に感じる。
日本でいう2ちゃんみたいな、ほぼ言論自由な場では無いのは周知の通りで、見方によっては当局のプロパガンダをそのまま垂れ流しているだけとも言える。
大地震をカエルが予知?=数十万匹が大移動-中国四川省

「全世界が声援」と中国紙=震災、国際世論変える-四川大地震
中国の国際問題紙・環球時報は14日、四川省を襲った大地震に関連して「全世界が中国の災害救助を声援している」と一面トップで報じた。中国はチベット暴動などで国際社会からの批判に敏感になっているが、同紙は「5月13日は国際世論が中国への善意と同情に満ちた一日かもしれない」としている。同紙は「奇跡の発展を遂げ、ねたみと非難の的となっていた大国が、一瞬にして1万人に上る生命を奪われ、弱い面をさらけ出した」と指摘。各国首脳が震災犠牲者への哀悼を示したことにも触れ、皮肉を込めて「普段、中国を批判している者も口を閉ざした」と書いた。 
国民を励ましたいという気持ちは十分理解出来るが、最後の一文が余計なんだよなぁ。
中国政府が救助活動と救出劇の美談のみを積極的に発信しろ、と指示している事が報道されているので、これもその一環なのだろう。最初の被害報道が学校崩落で、国営新華社から出される写真や記事に、その手のモノが多かったのはそういう事なのか。
世界へ発信された写真そのものは真実で、各地で救出に関する悲喜こもごもが繰り広げられており、そのいくつかは写真や映像と共に、日本にも届いている。
愛する子供を失った親の気持ちに国境や人種の違いは無く、その心痛は察するに余りある。
そして、その事までを政治利用している事に、一党独裁国家の恐ろしさを感じる。

あと四川省の西隣にあるチベット自治区、ラサからの被害報道がオレの知る限りは無いのだが、それも非常に気になる。ラサで拘束されている僧侶達に関して、「先日の地震によって・・・」という、恐ろしい(第三者検証不可能な)安否発表が行われないことを祈るばかりだ。

<四川大地震>中国、日本を初の人的援助受け入れ国に決定
(´ー`)y-~~~ ナニ?この選んでいただいて光栄です、的な記事はw


「チョモランマの怒り?」_f0054227_1827492.jpg
「チョモランマの怒り?」_f0054227_23582592.jpg
©1997-2008 SANKEI SPORTS.

阪神5-2広島 8回戦 (阪神6勝2敗、福井、18:00、14223人)
阪神ラッキー7の逆転劇! 桧山で同点&赤星で勝ち越す
阪神は0-2の七回無死満塁から代打の桧山の右翼線二塁打で同点。二死二、三塁から赤星の左前打で勝ち越した。八回に鳥谷の犠飛、九回に新井の適時打で着実にリードを広げた。ボーグルソンが今季初勝利。藤川は15セーブ目。
ブラウン監督が「阪神は強い。なぜなら良い3番打者が入ったからだ。」と皮肉ったらしいが、あなたの母国がFA制度なんて作るからですよw

「チョモランマの怒り?」_f0054227_18281045.gif

by currybeans | 2008-05-15 23:30 | News