(´・∀・`)へー・・・で終わらせないぞ!(`・ω・´)
2009年 01月 13日
宇宙で成長した氷の結晶
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の装置内で、ガラス管の先で成長した氷の結晶。直径 4.8ミリ(宇宙開発機構・北大提供)。宇宙で水から対称な形の氷結晶を作る精密実験に成功したのは世界初という。
昨年12月のニュース。
脳の理系成分がゼロなオレにとっては、「だからナニ?」で終わりそうになるが、少し調べてみた。
雪もそうだが、水が凍ると樹枝状結晶になるのはあの六角形が分子的に一番安定するからで、枝の形は結晶が成長するときの温度等の条件で変わってくる。
その条件に関しては地上での実験でほぼ解明されているらしいが、円形から六角形(枝が6本に分かれる)になる時のきっかけが解明されておらず、それを見極めるのが今回の実験目的との事。
(使用しているのは水(H2O)ではなく重水(D2O))
水が結晶になる時に出す熱によって、内部で温度差が出来る。熱い水は軽くなり、冷たい水は重くなる為、地上では混ざって対流が起きるので結晶のきっかけとなる温度を正確に測定出来ないのだ。(氷が成長するときの熱を「潜熱」「凝固熱」という)
で、それが実生活で何の役に立つのかというと、冷凍食品の凍らせ方から、臓器移植や精子バンクなどの医療分野、日本にとっては将来の資源大国化の夢がかかっているメタン・ハイドレートの出来る仕組み解明まで、氷の結晶成長を解明する事によって応用出来る可能性がある。
・・・以上、JAXAのサイトから引用してお届けしましたw
→宇宙実験サクッと解説:氷の結晶成長実験編
by currybeans
| 2009-01-13 00:30
| Space