2番目の女、ルーシー
2009年 10月 12日
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ラミドゥス猿人:“アルディ”
最古の人類はどのような姿をしていたのか。この問いに迫る最適な証拠がこのたび得られた。アルディピテクス・ラミドゥス(Ardipithecus ramidus)のほぼ全身にわたる骨格が見つかったのである。“アルディ”と名付けられたこの骨格の持ち主は生存時、身長約120センチ、体重約50キロで、直立二足歩行をしていた。
発見は92年で、95年に新しい属(アウストラロピテクスみたいなもん)として記載されたようだ。
ちなみに中国語では「地猿」というらしい。わかりやすいが、「海猿」みたいだなw
カリフォルニア大と東大と現地エチオピアの研究チームが発掘し、17年という長く地道な作業の末、今回の発表に至った。発見した時は「盆と正月が10回分ぐらい来た感じ」というくらい大盛り上がりだったそうだが、実際、論文として公開されるまでには発見から17回の盆と正月が必要だった事になる。オレみたいな短気でがさつな人間には、無理な職種だわ。
今回の発見により、最古の化石人骨の座を明け渡し、アンディより100万年も“ナウい”女となった、アウストラロピテクスのルーシー。彼女が発見されたのは1974年11月30日で、当時流行していたビートルズの曲、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」にちなんで名付けられた。
命名理由は依然ルーシーの勝ちだな。
by currybeans
| 2009-10-12 00:30
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