人気ブログランキング | 話題のタグを見る

デイリースポーツを一般紙に!・・・という訳では無い。


by CurryBeans
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

産経vs毎日(2)

産経vs毎日(2)_f0054227_2350174.gif
産経vs毎日(2)_f0054227_0362240.jpg
(写真:産経新聞)

派遣村 就活費で酒・たばこ 都、悪質入所者に返金要求へ
派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。60代の入所者の男性は「都に提出する領収書がいらない交通費に出費したことにして帳尻を合わせたい」と話した。複数の入所者によると、移転した5日夜には酒を飲んだ入所者が騒ぎ、荷物が盗まれるといった騒動が発生。「みんな殺気立っていたが、現金を渡されたことで静まった」と30代男性は振り返った。施設では飲酒を禁止しており、発覚すれば退所処分となる。派遣村は午後4時半が施設に戻ってくる“門限”となっているが、6日は午後8時を過ぎても約100人が戻っていなかった。一方、都は6日、施設で生活保護説明会を開催。23区と八王子市の担当者が入所者と面談を行ったほか、就労支援のため1時間置きに最寄り駅まで送迎する貸し切りバスを用意。入所者の朝夜食に1食当たり約500円の弁当も支給した。都の当初の派遣村予算は6千万円だが、関係者は「予算を大幅に超えることは確実」と話す。職場を解雇され、インターネットカフェを転々としていた男性(46)は「就労活動のふりをして時間をつぶしている人もいる。本当に困窮しているほかの入所者が迷惑している」と語った。
なんつーか、特に驚きも呆れもしない感じ。
派遣村近所の小売店が思わぬ「派遣村景気」に喜んだって事か。来年からは誘致合戦でも始まるんじゃないかw こういう人間もいる事を報じてくれる方がリアルだと思うけどね。
返金要求なんかしたって帰ってくる訳無いし、返すような人種でも無い気がするしw
(´ー`)y-~~~ 「マジメな納税者の中で、昼飯代に500円出せる人間がどれほどいるのかねぇ?」
さて、問題は以下の2点。

・こういう事が予想されていながら、なぜ2万円というまとまった現金を支給したのか?
・受給者560人中、どれくらい不届き者がいたのか?


産経の記事からは「大勢」「少なくない」と具体的な数字は無し。
ただ、16時30分の門限を守らず、20時になっても戻らない人数が約100人。
オレが採用担当なら、こういう基本的なルールが守れないヤツは採用しない。
で、以下は毎日新聞。

公設派遣村 再始動…都、想定外の支援 市民団体が後押し
失業者の年末年始を支援するため国と東京都が開設した「公設派遣村」は、拠点を都営の日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に移して5日再始動した。都は生活保護申請へのきめこまやかな対応や利用者への交通費・昼食代の支給方法見直し、施設への看護師常駐など、当初の想定を超えた対応に追われている。背景には、市民団体「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会」の強い働きかけがあった。ワンストップの会は1年前に日比谷公園で実施された「年越し派遣村」の実行委員会が中心となって組織された。今回の公設派遣村では当初、都から「混乱する」などの理由で開設場所の国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)への立ち入りを拒まれ、敷地外で入所者の生活相談を実施。正月休みの区役所などに生活保護の申請書をファクスで送る活動を進めた。入所者には定住先がないため、申請先は派遣村所在地の渋谷区に集中。だが、都から、同区の負担が過重になるのを避けるために申請先を23区や八王子市などに振り分けることを提案され、同意。双方が歩み寄ったことで、施設内での活動が実現した。その延長として、同会のスタッフは「なぎさ寮」にも常駐する。同会を通じて生活保護申請を受理し、寮を訪れたある区の職員は、入所者に早期の生活保護開始を約束した。入所者の男性(36)は「これまでは『若いから生活保護は難しい』と役所から言われていた。ワンストップの会を通じて申請書を出し、希望が持てた」と安堵の表情を浮かべた。6日には約600人の入所者に「2週間分のハローワークなどへの交通費や昼食代」として2万円が支給された。都は当初「1日1000円」を支給する方針だったが、「細切れの支給は入所者に不便」という同会の意見を取り入れた。
毎日新聞の記事で、2万円というまとまった金を渡した理由が「ワンストップの会」なるものの要望である事がわかる。やはり新聞(WEB)は複数を合わせ読まないとダメだな。
「入所者に不便」交通費と昼食代で1日1000円のどこが不便なのか全く理解不能だが、結果酒・タバコに消えたケースも「少なくなかった」訳だ。パチンコもいたんじゃねーか?と思う訳だが、税金がワンカップ(酒)に消えた事に対する「ワンストップの会」のコメントが聞きたいな。

で、さらに「生活保護申請サポート業務」を積極的に行っており、東京都の社会保障費が増える訳だ。同じ税金を支給するなら、以前もブログに書いたが都内の違法駐車と歩きタバコの監視員に採用しろと。そうすりゃ違反金で少しは補填出来るだろ。

そうそう、毎日新聞が書いていた「派遣村にいた多くはごく普通のまじめそうな人たちだった」という印象フレーズだが、以下の産経の記事が参考になるかもしれない。
「まじめ“そう”な人たち」ってのが、逃げ道用意したようなイヤらしい書き方なんだけどさw

「公設村」閉鎖も宿泊先2週間提供
一方、昨冬の「年越し派遣村」元村長で内閣府参与の湯浅誠氏は同日会見し、「公的なシェルター運営によって、生活困窮者の実態が分かり、具体的な対策につながると思う」と感想を述べた。都は入居期間中、生活上の問題を個別にヒアリングする「生活総合相談」を814人に実施。一方、任意の個別問題相談では、就労相談に72人、住居相談に92人などと全体の約1割にとどまった。
いや、ホント生活困窮者の「実態」が分かったよw
任意の相談に訪れたのは全体の約1割か・・・。
自活に対して「死にものぐるい」じゃないって事だと思われても仕方無いと思うが?
これも個別相談の実施方法に問題があった!とかになるのかね?



産経vs毎日(2)_f0054227_2350309.gif

by currybeans | 2010-01-09 00:30 | News