逆ハニートラップ?
2010年 10月 31日
「坂の上の雲」“軍神”広瀬中佐の恋人に秘密 旧ソ連が偽情報か
日露戦争の英雄、広瀬武夫中佐の恋人、アリアズナの父親として知られるロシア海軍水路部長のコワレフスキー少将が実在しないことが、日露の研究家の調査でわかった。本当の父親はロシア海軍省海事技術委員会のコワリスキー大佐。機雷敷設の専門家で、広瀬が軍事知識を狙って近づいた可能性が高いという。ロシア海軍省の不手際が明るみに出ることを嫌った旧ソ連政府が、偽情報を流したために虚説が流布した、と研究家は推論している。(中略)この父親が実在しないことを突き止めたのはロシア外交アカデミーのスベトラーナ・フルツカヤさん。ロシア国立海軍古文書館などで調査した結果、該当する名前の士官は、広瀬がロシアに留学する9年前に死亡したコワレフスキー・ウラジミル・アレクサンドロビッチしか存在しないことを確認した。一方で、コワリスキー・アナトリー・アンドレビッチという名の海軍大佐の存在を発見。アリアズナという名の長女がいたこともわかった。(後略)
不手際を隠蔽する為なら歴史をも書き換えるとは、まさにおそロシア。
まあロシアに限らず隠蔽されている真実は他にも数多くあるんだろうけど。
日露戦争の話題の度に触れているが、単にイケイケドンドンで突っ走った訳では無く、諜報戦を地道に行っていた明治日本。ロシアの国内事情に助けられたのは大きいが、それに乗ずるべく、懸命に後方攪乱を行っていたのも事実。広瀬自身は日露開戦の2年前に帰国しているが、駐在武官としてロシアに滞在中に築いたネットワークが活きているのは間違いない。
明治という古めかしい時代の戦争当事国に別れて咲いたラブロマンス(と言っても開戦前の文通だが・・・)は、殺伐とした日露戦争史の中で異色の花を咲かせている。広瀬が生涯独身を貫いた事とアリアズナが広瀬の戦死を聞いて喪に服した事も妄想をかき立てる。
「坂の上の雲」の原作にコワレフスキー少将が登場したかどうかは憶えていないが、NHKのドラマの方はこれを受けて脚本修正するのかね?
【天皇賞・秋】ブエナ、父子制覇でGI5勝目
毎日王冠でも出遅れた3歳馬のペルーサ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)がまたも出遅れ。人気のブエナビスタ、アーネストリー(牡5歳、栗東・佐々木晶三厩舎)は好位で折り合い、レースを進めた。最後の直線、抜群の手応えで一気に先頭に立ったブエナビスタは、スミヨン騎手のムチに応え後続を突き放し圧勝。牝馬15頭目の天皇賞制覇を成し遂げた。2着は安藤勝己騎手騎乗で4番人気のペルーサ、3着は佐藤哲三騎手騎乗で2番人気のアーネストリー。
by currybeans
| 2010-10-31 00:30
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