能見無双
2011年 05月 03日
阪神7-3巨人 4回戦 (2勝2敗、東京ドーム、14:00、45049人)
阪神・能見、32年ぶり球団記録に充実感
阪神の能見が今季チーム初となる完投勝利。2009年から続く巨人戦の連勝を8に伸ばし、1979年の小林繁らの球団記録に32年ぶりに並んだ。左腕は「偉大な先輩方に肩を並べられてうれしい」と充実感をにじませた。前回の対戦ではフォークボールがさえたが、この日はチェンジアップとスライダーを増やし、的を絞らせなかった。3失点で完投し、またも“巨人キラー”ぶりを発揮。能見は「きょうは真っすぐとチェンジアップが良かった」と今季2勝目を喜んだ。試合は」阪神が一発攻勢で快勝。二回に金本のソロで先制し、三回には鳥谷、新井貴、ブラゼルの3者連続本塁打で4点を加えた。能見は6安打無四球、3失点で投げきり今季チーム初完投で2勝目。巨人は投打にいいところがなかった。
能見にとっては自分の産まれた年以来の記録更新。
阪神というチームのエースは横浜や広島には負けても巨人にだけは強くなくてはならない。そういう意味でも故小林繁氏以来のトラのエースといえるだろう。先の7者連続三振もそうだが、とにかくいつの間にこんなに巨人に強い投手になったんだろうか?
二軍無双とかウインターリーグ無双という時代もあったが、1軍で結果が出なかった。
井川(神)・川口(オリ)と高校左腕三羽ガラスと言われ、井川無き後の阪神の左腕筆頭として先発の柱になって欲しいとファンも期待したし、ポテンシャルは備えていたのだが、四球から崩れるシーンが多かったと思う。今月32歳になるので、投手としてはベテランと言っていい年齢だが昨年はケガでシーズンの半分を棒に振り、復帰してからは無双ぶりを発揮したが年俸は5000万円。
今年こそはフルシーズンローテーションを守り、名実ともに虎のエースとなって、年俸も一気に大台突破してもらいたいと思う。
by currybeans
| 2011-05-03 23:30
| Tigers