33回目のラストミッションへ
2011年 07月 09日
シャトル最後の打ち上げ 退役へ
米航空宇宙局(NASA)は8日午前11時半前(日本時間9日午前0時半前)、スペースシャトルの最後となる「アトランティス」をフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。シャトルは1981年の初飛行以来、国際宇宙ステーション建設など宇宙開発に多大な貢献を果たした一方、2度の事故で14人の犠牲者を出した。
人類の宇宙史に永遠に名前を残す機体がラストフライトへ旅立った。
アトランティスは5機あるシャトルのうち4番目に建造され、現存する「ディスカバリー」「エンデバー」の中では次男坊だ。ミッション回数は32回で、宇宙へ運んだ人間は191人、宇宙飛行時間は約294日で、地球の軌道を4648周している。歴代シャトルの中で唯一日本人宇宙飛行士が搭乗していない機体だそうだ。(拙ブログで取り上げたダニエル・M・タニ飛行士は搭乗している)
映画「スペースキャンプ」では主人公の少年達を乗せて宇宙へ。映画「アルマゲドン」では軌道上で流星群の直撃を受けて爆発、とフィルムの中でも活躍(?)している。
しかし初飛行から30年か・・・ISSがあるとはいえ、人類の宇宙進出スピードが鈍化しているイメージは否めない。当時は宇宙へ行って帰ってくる事が出来るなら、オレが生きているうちに庶民が手が出る価格で軌道周回飛行くらいは出来るんじゃないか?と思ってたけど。
やっぱコロンビアやチャレンジャーの事故のインパクトが強い。
一般人を乗せて観光させるには事故率が高すぎる。
そういえばNHKがシャトルが初飛行する時の特番(1981年放送)を再放送していたけど、その時から耐熱タイルがはがれてしまう問題を取り上げてた。
アトランティスには、とにかく無事に帰ってきてほしい。
by currybeans
| 2011-07-09 00:30
| Space