2つの裁判と4つの命
2012年 03月 16日
山口県光市母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われた大月孝行被告(31)について、最高裁第1小法廷(金築裁判長)は16日までに、上告を棄却して死刑を支持した差し戻し上告審判決への訂正申し立てを棄却する決定をした。死刑が確定した。14日付。犯行時年齢18歳1カ月での死刑確定は、最高裁が把握する1966年以降の少年事件で最年少。
2児放置死、母に懲役30年=殺意認定「苦しみ想像絶する」―大阪地裁
大阪市西区のマンションで2010年、自室に3歳と1歳の幼児を放置し死亡させたとして、殺人罪に問われた母親の元風俗店従業員下村早苗被告(24)の裁判員裁判の判決が16日、大阪地裁であった。西田裁判長は「母親を待ち続け、絶望の中、衰弱して命を絶たれた苦しみは想像を絶する」と述べ、有期刑の上限の懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。判決は、下村被告がわずかな食料だけを残し、2人を部屋に閉じ込めたまま約50日間帰宅しなかったと指摘。「死亡の可能性が高い危険な行為と認識しながら、生命を救う手だてを講じずに放置した」として、被告に殺意はなかったとする弁護側の主張を退け、殺意を認定した。
拙ブログでも何回かに渡って取り上げた事件の裁判の一つが終わり、一つは・・・上告されて続くのかな。これで少年犯罪や子供への虐待が減るとは思えないけど、(日本)社会は、(日本)人は、(日本という)法治国家は、少しづつでも前へ進む事が出来たんだろうか。
by currybeans
| 2012-03-16 23:30
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