原爆ドームも改名しよう。
2007年 07月 04日
世界遺産に登録されているポーランド南部の「アウシュビッツ強制収容所」の名称が「アウシュビッツ・ビルケナウ-ナチスドイツ強制・絶滅収容所」に変更された。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が6月27日、ニュージーランドで開いた世界遺産委員会で変更を承認した。ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の象徴であるアウシュビッツ強制収容所は、1979年に世界遺産に登録されたが、外国メディアの報道の中には「“ポーランドの”アウシュビッツ強制収容所」と、あたかもポーランドが大虐殺の当事者であるかのような表現も目立っていた。ポーランド政府はこのため、名称見直しを昨年から強く求めていた。
世界遺産の名称変更って、持ち主(この場合ポーランド)が勝手に変えられず、ユネスコの許可がいるのか。でもあくまで「ナチス」ドイツなのね。
塩崎官房長官は4日午後の記者会見で、米国のロバート・ジョゼフ核不拡散問題担当特使が先の大戦での広島、長崎への原爆投下を正当化する米国側の認識を示したことに関し、政府として発言の真意を確認する意向を示した。また、首相官邸を訪れた広島市の秋葉忠利市長は記者団に「米国も含め歴史学者の定説と大きく違っている。米政府首脳も広島、長崎(の悲惨さ)を深く理解すべきだ」と不快感を示した。
プロ市民どもはこういう事にこそ、抗議しろよ。
それはさておき、今朝の読売朝刊の「編集手帳」に旧ユーゴスラビアで内戦を経験した、サッカー日本代表監督のオシム氏の言葉が紹介してあった。
(戦争から何か学んだこともあったのでは?という質問に対して)
「何かを学べた意義を認めてしまえば、
戦争が必要なものになってしまう」
原爆投下も同じである、という論旨でコラムは締めていたが全くそう思う。
「戦争を終わらせる為に核兵器を使用した。それによって、より多くの死ぬべき命を救った」
恐ろしいほどの傲慢だ。
次に核を使うか否かを迷った戦争当事国の指導者が、この論理で発射ボタンをより軽い力で押せてしまう危険ある。この際、負の世界遺産仲間に習って、こちらも改名しよう。
「広島原爆ドーム・アメリカによる、人類初の民間人に対する核兵器使用の爆心地」
とでもすればいい。
あと、アメリカ大統領に対する謝罪決議案を衆参一致で。
Wikipediaによると、原爆ドームが世界遺産として登録された1996年。
審査委員会でアメリカ(大統領はビル・クリントン)は強く反対し、調査報告書から、世界で初めて使用された核兵器との文字を削除させた。中国も日本の戦争への反省が足りないとして、棄権に回った。世界から核は無くならないのが、この一事からもよくわかる。
ちなみに原爆ドーム(広島県物産陳列館)を設計したのはチェコ人のヤン・レッツェル(1880-1925)。
「アウシュビッツ・ビルケナウ-ナチスドイツ強制・絶滅収容所」のあるポーランドとの国境に近いボヘミア・ナーホトの生まれだ。
阪神・福原が1球に泣く…伏兵福川に手痛い一発浴びる
ヤクルトが阪神戦の連敗を7で止めた。3-3の七回。安打と今岡の失策などで一死二、三塁の好機を得て、ラミレスの内野安打で勝ち越した。藤井は4月28日以来の白星で4勝目。阪神は攻守にミスがあり、連勝が3でストップした。
by currybeans
| 2007-07-04 23:30
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